グランドサークルマニア

アメリカ西部の荒野“グランドサークル”をメインに旅行記を書いています。日常のこともちょっとだけ。

2018 グランドサークル新婚旅行記 vol.5 【漆黒の溶岩流】サンセットクレーター火山

セドナから北上し、グランドキャニオンを目指す途中で寄るにはおあつらえ向きのスポットが、この『サンセットクレーター火山国定公園』と『ウパキ国定公園』である。この二つの公園は隣り合っているので、セットで訪れるのもいいだろう。

サンセットクレーターは、高さ340mの死火山である。それほど高い山ではないが、火山の頂上まで登ることはできず、クレーターをのぞき込むことはできない。僕らは裾野に広がった溶岩の中を歩き、火山を下から見上げるように散策する。

今日は本来、セドナで気球に乗る予定だったのだが、強風のために中止となってしまった。この旅の一大イベントだっただけに、残念でならない。しかも、中止と知ったのは今朝なのだ。何も知らずに早朝4時から起きて準備し、結果として寝不足だけが残ることになった。

朝のうちに移動してしまおうということで、二度寝はせずに一番乗りでサンセットクレーターに到着する。朝7時台なので、もちろんビジターセンターは閉まっていた。

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ビジターセンター

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インフォメーション

インフォメーションにあるとおり、主に4つのトレイルが用意されている。僕らが歩いたのはその中の二つで、まず「Lava Flow Trail」、次に「A'a Trail」である。「A'a」は「アーア」と読むのだろうか。

-Lava Flaw Trail-

「Lava Flaw」とは「溶岩流」という意味で、その名のとおり溶岩流の中を歩く。誰もいない駐車場に車を停め、舗装されたトレイルを歩いていく。このトレイルは一部バリアフリーになっており、車いすでも楽しむことができる。一周1.6kmのループトレイルになっているので、同じ道を引き返さなくても帰れるのが良い。

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白い道がトレイル、奥に見える山が火山である。序盤は細かい黒い砂が地面を覆っている。

2018 グランドサークル新婚旅行記 vol.1 デザート・ボタニカル・ガーデン

到着したのはアリゾナ州最大の都市であるフェニックスの空港。大抵ラスベガスの空港を使うが、いつも最初に目に飛び込んでくるスロットマシンがサボテンに代わっているのは新鮮だ。

トイレに行ったsakiが「個室のドアの下の隙間が広すぎる!」と驚いていたのを見て、僕が13年前に初めてアメリカを旅行したときも同じ感想を持ったことを思い出した。初めて訪れる人と一緒に行くと、当時の感覚を取り戻せて良いものだと思った。なにより二人旅だと心強さが段違いなのだ。しかし、夫としてはともかく、グランドサークルマニア(自称)として、最高の旅をプロデュースしたい、しなければならないというプレッシャーはある。そんな中、sakiは終始緊張しているようで、ずっと大人しくなっていた。

到着日はモーテルに直行して休息。翌日の朝からデザート・ボタニカル・ガーデンを観光する。デザート・ボタニカル・ガーデンは、いわば砂漠の植物園だ。フェニックスの空港から車で約10分とアクセスは抜群。料金は約2500円と、少々高いという声もあるようだが、僕はそれだけの価値はあると思う。

このゆったりプランも、植物園のような観光施設に行くのも、二人旅ならではである。

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入園後、まず目につくのは大きな顔のオブジェの数々。アートの一環だとは思うが、どうしても植物たちより目立ってしまう。日本人は物珍しい植物だけで楽しめると思うが、地元の人々は物足りないのかもしれない。

 

2018 グランドサークル新婚旅行記 プロローグ

今日からドキドキワクワクの新婚旅行がはじまる。グランドサークルを2週間以上かけて巡るという最高のプランだ。リュックと帽子を新調し、なにもかもが最高の日。そう、私が病院のベッドで天井を見上げていること以外はね。

 

実は1週間前くらいから体調が優れず、風邪なのか疲れなのかはっきりしないだるさに見舞われていた。身体が熱い気がするのに、体温計の表示は平常。3日前に別の病院でかぜ薬を貰うも効果を感じず、出発の日の朝、藁にもすがる気持ちで近所の病院を訪れたのだ。

 

朝一番で行ったにもかかわらず、待合室は高齢者で埋め尽くされている。自宅を出発する予定時刻まで2時間ほどしかなく、間に合うかどうかの瀬戸際。問診票には「注射でも点滴でも、少しでも良くなる可能性があるならなんでもしてください」と記載するほど、とにかく必死だった。

 

その結果、依頼どおりに血液検査と点滴を行い、ベッドで横になっているというわけだ。これが人生初の点滴だが、一生忘れないものとなった。思えば、結婚を決めたのが約1か月前、そこから両家の顔合わせや旅行の計画、さらには職場での異動も重なって疲労困憊だったのかもしれない。大量の薬を手土産に、なんとか予定時刻に家を出発することができた。僕の旅史上最悪の出発である。

 

さて、僕はグランドサークルに何度か行ったことがあるが、妻のsakiは初めての旅。ルート選びには悩んだが、新婚旅行らしく、ゆったりと過ごせそうなセドナをメインに据えた。また、sakiは峡谷よりも遺跡に興味を示しており、メサベルデなどの遺跡系の公園を多く取り入れた。さらに、ホワイトサンズカールスバッドなどにも足を延ばす。厳密にはグランドサークルの範囲外のところも多いが、細かいことは気にせずに。

 

それでは『グランドサークル新婚旅行記』のはじまりだ。2週間後に入院してもいいから、せめて今だけ体調良くなれっ!

2018 グランドサークル新婚旅行記 vol.1 終末のホワイトサンズ

ホワイトサンズ国定記念物とはニューメキシコ州にある白い大砂丘地帯のことである。ここの砂が白い理由は、アラバスターという雪花石膏(せっこう)が砂となっているからだ。石膏は水に溶けるため、通常は砂として残ることはない。しかし、ホワイトサンズ周辺には海に流れ込む川がないため、水が干上がった後に石膏が砂として残ったようだ。ちなみに国定記念物という日本語は良く分からないが、簡単に言うと国立公園のような保護の対象ということである。

 

サンタフェからホワイトサンズまで5時間弱のドライブ。このルートは特に景色が良いわけでもなく、sakiがお気に入りの米津玄師の曲を聴きながら、黙々と運転しているだけだった。ホワイトサンズの少し手前のアラモゴード(町)で、バジェットインというモーテルをとってあるので、チェックインしてから現地に向かう。

 

入口にビジターセンターがある。たたずまいはサンタフェのそれと似ていて雰囲気がいい。ゲートを入り「デューンズ・ドライブ」という砂丘の中の道を約12km突っ走る。

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デューンズ・ドライブ

ただ、ここまで来ても、どうしても気分が乗らない。それは天気が非常に悪いからである。とても空が暗く、砂嵐のような天気なのだ。砂丘を眺めても、地の果てにでも来てしまったような、悲壮感を感じるのである。

 

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期待していた場所なだけに、見ることができた嬉しさよりも残念さが勝ってしまっていたので、当初のプランもどこへやら。適当に車で回りながら、少しだけ歩いたりした。

そんな僕らの元に、どこからか風に吹かれて飛んできたのが、輝く光の環……もとい浮き輪である。ここではソリなどで砂丘を滑ったりして遊ぶこともできるのだとか。神が救いの手を差し伸べてくれた瞬間だった。浮き輪を抱えて砂丘を登る後ろ姿、こんなにも物悲しい背中があるだろうか。

 

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沈んだ気持ちのままモーテルに戻った。

このままで終わらせたくない。

世界で最も有名な剣は何か

世界で最も有名な剣はなにか、強さや見た目のカッコよさは別にして、最も名前を耳にすることが多い剣とはなにかについて考えてみる。もちろん空想上のものでかまわないし、ゲームやアニメに登場するものでよい。同じ名前の剣が様々な作品に使われていることもあるが、それだけ名前が通っているということなので、その場合は一つの剣として考えることにする。また、刀は含めず、いわゆる西洋で使われていたような刃がまっすぐなものを剣とする。

まず誰もが思いつく名剣といえば「サンシャインブレード」だろう。現代においても実在し、漆黒の剣身と白銀に輝く刃、真紅のグリップが特徴の大剣である。その大きさは人の身長をはるかに超えており、破壊力は想像を絶する。その大きさ故、自在に扱える人物は「ガイア池崎」とその息子の「サンシャイン池崎」のみであると伝えられている。しかし、彼らはこの剣で人を殺めたことはなく、多くの人々を笑顔にしていたという。持ち主と合わせて考えても、最も素晴らしい剣であることは間違いない。

なお、「FINAL FANTASY 7」の主人公クラウドが使用する「バスターソード」は、サンシャインブレードをモチーフにしており、爆発的な人気を博している。

サンシャインブレードには遠く及ばないが「エクスカリバー」も有名である。アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。

北欧神話に登場する「レーヴァテイン」も有名な剣である。 北欧神話の原典資料においては、世界樹の頂に座している雄鶏ヴィゾーヴニルを殺すことができる剣である。

以上、3つの剣を挙げたが、有名度ではサンシャインブレードが群を抜いており、いい戦いにはならなかった。噂では「スーパーサンシャインブレード」なるものもあるようだが……。情報求む。

 

 

グランドキャニオン

東のゲートからリム・ドライブを通ってグランドキャニオンビレッジへ向かう。こちらから入ったことがないので新鮮だ。最初に見るのがリパンポイントなどのマイナーポイントになる。
こうは言いたくないが、僕にとっては見慣れた風景である。はじめての早紀は大きさに多少驚いていたようだが、以外と冷静だ。
早起きしすぎて眠いし疲れているので、今にも倒れそうだったのが悪かったか。
ポイント巡りのあとにホテルへ。初宿泊の「サンダーバードロッジ」である。ロビーは木が丸出しの雰囲気のいいもので、部屋までは少し歩いた。
お風呂が付いてなかったので、

ウパキ

ウパキ国立公園に立ち寄る。ぐるっと迂回する羽目になったから、倍くらいの時間がかかった。

この公園は、壊れたレンガの遺跡が点在している。今思い返すと小物感は否めないが、この旅で遺跡を見るのははじめてだったため、なかなか楽しめた。

ここのビジターセンターは営業していたので、ついに年間パスを購入することができた。柄が蛙だったのだが、そよ年によって違うようだ。リフレクションキャニオンの写真がよかったなのに。

自販機でジュースを買おうとしたら、小銭が吸い込まれた。

人は少なく、小規模な遺跡が広い範囲に点在しており、それぞれを車で移動しながら見学する。

ビジターセンターの裏に大きな遺跡がある。他のと比較すると段違いの大きさで、お城のようだ。